2012年2月14日火曜日

Ameba ピグライフの経済学

うちの牛の名前は「どら猫大将」のチューチュー。
このところ、Amebaの庭造りを夫婦で楽しんでいる。自宅のPCが1つなので、とっかえひっかえユーザーを切り替えて、自分の庭に行っている毎日だ。最近は息子夫婦もイスラエルでやっている。変な家族である。アバター(自分のキャラ)を使って挨拶したり、コメントも出来るので、日曜日の朝(日本時間)など、息子夫婦と息子の庭で会話した。奇妙な仮想世界である。

このAmeba ピグという仮想空間には、それなりの経済学があるようだ。メンバーは、自分の限られた土地に、任意に畑や果樹を植えることができる。また牛乳や卵、綿花を生産する家畜も育てることができる。様々な野菜や花、果樹等が用意されており、レベルに応じて植えれる種類が設定されている。単に植えているだけでは収穫量は最小単位だが、水をやると生産性が上がる仕組みだ。この水やりや土地の開墾の労働は、レベルに応じて制限されている。ただし、5分ごとに1労働単位が回復される。時間軸で、この庭は支配されているといってよい。作物も収穫可能になる時間が異なる。イチゴのように5分間で収穫可能なものから、植えて収穫できるのに3日かかるものまである。

生産性をあげるには、土地を広げること(なかなか大変である)、水を何度もやることが必要になるわけだ。さて、そうなるといくら暇でも、(作業時間を無視した場合)最大1日に288回が限界である。ここに、他のメンバーとの交流という発展性が生まれる。マルシェ、裁縫通り、ガーデンといった多くの仮想空間が設定されており、自由に行き来できる仕組みがある。ここで、自分の庭に水やりに来てくれるメンバーを探すのだ。勝手に手伝いに行くことも可能。履歴が残るので、時間差で水やり交流も生まれる。このようにしてさらに水やり回数が増え、さらに生産性が拡大するわけだ。(交流数が多くなるとレベルがあがり、植えることができる草花の種類が増えたりするし、他のメンバーの庭を見るのもなかなか面白い。)

一方で、メンバーが生産性を拡大する動機となるような、様々なイベントが用意されており、レベルに応じて庭で作る作物を指定されたり、生産した作物を使って料理を作ったり、作りたい服など裁縫をしたり、交流を促されたりする。

もちろん、自由度が高いので、そういうイベント(経済学的に言えば政府の政策かな。)に参加しないのも自由だが、イベントをクリアーすると様々なアイテムがもらえたりするので、これが各メンバーの利潤追求の動機となることは間違いない。

このピグライフを経済学的に本格的に解析すると、きっとおもしろい論文ができると思う。(笑)

今日はバレンタインデー。チョコレート色の帽子がもらえるイベントの期限は、明日朝10:00である。かなり難しいイベントで、条件をほんとんどクリアーしているのが、チャの木の新芽が1枚足りない。明日の朝、出勤前に収穫できるかどうかにかかっている。うーん。

追記:Amebaのメンテナンスもあったので、妻が私に代って、頑張ってくれたのだが、結局手に入らなかったのだった。うーん。

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