2012年2月21日火曜日

Ameba ピグライフの社会学

スタートのオーバーオールとチョコレートの服
妻とAmebaのピグライフを楽しんでいる。我が家で今インターネットにつながっているPCは1台だけなので、おそらく休みの日など数十回ももユーザーの切り替えをしていいる。(笑)こういうのを「はまる」と言うのだろうか。先日(2月14日付ブログ参照)、「ピグライフの経済学」と題して書いたが、今日は「社会学」と題して書いてみたい。ピグライフは、庭いじりというか、庭造りというか、様々な作物や草花を作って、料理を作ったり、裁縫で洋服をつくったりできる。庭も様々に個性的に飾れる。生産性拡大のために、他の参加者の手伝いも行われ、仮想世界のコミュニケーションがはかれるわけだ。

この他の仮想世界においては、個性ある匿名性のアバターが自分を全て代理する。アバターの顔や髪の毛などは自分で好きなように製作できるので、全く別の人格を作成できる。個性豊かなアバターも多い。ただ、ピグライフ(庭を中心とする世界)では、服装(靴・服・帽子)などは最初の設定が決まっていて、これを変えるのは、クエストと呼ばれる一定期間内のイベントをクリアーすることが必要になる。これによって、この仮想社会には、一定の格差が生じるのである。すなわち、当然のことであるが、長らくこのピグライフに参加し、一定のレベルに達している参加者は土地も広いし、様々なスキルを駆使して早くクエストをクリアーすることができる。
前回のバレンタインデーのクエストは、チョコレート色の靴、服、帽子、クリアー記念の庭の飾りの順で4段回に別れていた。自分の庭を離れて、水やりの仲間を探しに広場などへ行くと、どんどんチョコレート色の服、帽子をかぶっているアバターが増えていく。(笑)

ある意味、ちょっと怖いのだ。全参加者が、同じ目的に向かって走っているのである。極めてパラノな社会構造なのである。新参者も、その波に乗れるようついつい頑張ってしまう。他の参加者の庭を見たりすると、あこがれを感じてしまうのだ。(笑)

自分の個性と、パラノな全体性のバランスがうまくとれているからこそ、このAmebaのピグライフは成功しているのだろうと思う。

ところで、Amebaには、どっちが表なのか裏なのかわからないが、PIGGと呼ばれる様々なコミュニケーションの場所(カジノや浅草、北海道、競馬場やお風呂もある)が設定されている。こちらは個性満開。ただし、服装やアクションをさらに個性的にしようとすると、うまくお金がかかるようになっているので、私と妻はあまり参加していない。ときどき覗くだけだ。(笑)

この仮想世界をもとに「社会学」の論文を書いても、きっと面白いものができると思う。学生諸子、いかがかな?

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